羽毛のニオイの感じ方は人それぞれで、同じ商品を買っても、気になる方がいれば、全く気にならないといった方もいらっしゃいます。
ニオイがどうしても気になる!という方へ、羽毛布団の本当の良さを知ってほしいから、羽毛布団が届いたら試して欲しい臭い改善法をまとめてみました。
ケースから出す
羽毛布団は、製造メーカーで作られてから外気にあまり触れずに保管されているため、臭いがグッとこもってしまっています。
羽毛布団が手元に届いたら、まず外気に晒すことが大切です!風通しの良い所で2~3日置いておきましょう。
陰干しをする
羽毛布団を干す場合は、日陰干しをおすすめします。
ですが、殺菌効果を考え、直射日光に当てて干しても大丈夫です。その際は、片面1~2時間程度で、必ず布団カバーをかけた状態で干してください。
布団を干すのに適した時間帯は、空気が乾燥している午前10時から午後3時頃までです。
※日光の当て過ぎは、布団側地の劣化や色あせの原因になりますのでご注意ください。
羽毛布団ってどうして臭うの?
水鳥から採取した羽毛には、「油脂分」が含まれています。実は、この油脂分が臭いの原因なのです。
この動物性油脂分は、洗浄によって取り除くことは可能ですが、洗浄しすぎると「素材が持つ本来の機能」を著しく低下させます。
使用したり、干したりすることにより、臭いは軽減されることはありますが、臭いが全くなくなることはありません。
羽毛布団ってどこがいいの?
羽毛布団って一体どこがいいの?羽毛布団の魅力とは。
- 軽くてあったかい
まず一番の魅力はこれ!ふわっと軽くて、循環器系や呼吸器系に過度の負担をかけません。しかもたっぷりと空気を含むので、とってもあったかいんです。 - 身体にフィット
身体に沿うように馴染むため、肩口を冷やさず、ふとんがベッドからずり落ちにくいのです。 - いつも爽やか
吸湿性・放湿性に優れ、いつでも爽やかな感触です。ムレたり、ジメジメした感じがありません。
ニオイの少ない羽毛布団
これから羽毛布団を購入するかたに、ニオイの少ない羽毛布団を選ぶポイント。
ダックよりグースのほうがニオイが少ない
基本的にダック(あひる)は雑食、グース(がちょう)は草食の水鳥です。植物類を主食として育ったグースは羽毛特有のケモノ臭さが抑えられています。ニオイが苦手な方はグースの羽毛布団をお選びいただくことをおすすめします。しかし、グースの羽毛布団はダックの羽毛布団より高価になります。
羽毛の洗浄具合によってもニオイが違ってくる
前述の通り、洗浄によってニオイを取り除くことは可能です。しかし、洗浄のしすぎて動物性油脂が過剰に除去されると、羽毛が持つ本来の機能を著しく低下させます。
さらに、羽毛布団を見ただけでは、洗浄具合はわかりません。
ここでひとつ、羽毛布団選びで参考になる点といえば、日本国内の洗浄であること。
日本の羽毛洗浄のレベルは、世界トップレベルを誇っています。日本の地下水や湧き水、天然水などは水の分子が細かいため、洗剤を過剰に使わなくても羽毛に付いた細かな汚れが落ちやすく、羽毛の自然な油分を落としすぎないので、羽毛本来の機能を残すことができます。
洗浄にこだわった河田フェザーの羽毛
河田フェザー株式会社とは、羽毛を用いたアイテムの素材メーカーです。国内の有名寝具メーカーたちも認める洗浄力・管理の届いた羽毛を提供してくれています。日本が誇る超軟水で洗浄し、羽毛本来の機能を損なわず、ニオイを抑えたキレイな羽毛を精製します。羽毛そのものに抗菌防臭加工を施していることも多く、高品質の羽毛が出来上がります。
まとめ
購入した羽毛布団が臭かったら・・・、
- ケースから取り出して、風通しの良い所で2~3日置く。
- 陰干しをする。(天日干しの場合は、注意が必要)
臭いが全て消えるわけではありませんが、この2つをするだけでも臭いは改善されます!ぜひお試しください。
また、これから羽毛布団を購入される方は、ダックよりグースの羽毛布団のほうがニオイが少ないためおすすめです。しかし、グースのほうが品質が良い分、価格が高くなっていますので、ご予算と要相談です。購入する羽毛布団に、日本国内洗浄された羽毛や河田フェザーの羽毛が使われているとニオイの面に関してなお安心できます。
人にとっても、羽毛布団にとっても、無理をさせない範囲でニオイの対処し、軽くてあったかい羽毛布団でぐっすりおやすみください。