3月になると、
- 朝起きても疲れが取れない
- 夜中に何度も目が覚める
- なんとなくだるい
- 日中も眠気が続く
このような不調を感じる方が増えてきます。
「春は眠い」とよく言われますが、実はこの時期の不調には寒暖差疲労が大きく関係しています。
特に3月は、朝晩は冷え込む一方で日中は暖かくなる日も多く、一日の気温差が大きくなりやすい季節です。こうした気温差に体が対応し続けることで、自律神経が疲れやすくなり、睡眠にも影響が出やすくなります。
今回は、3月に眠りが浅くなる理由と、自律神経を整える寝具環境の作り方についてご紹介します 🌿

3月にだるい・眠りが浅いのは「寒暖差疲労」が原因かもしれません
寒暖差疲労とは、気温差によって自律神経が何度も体温調整を行い、エネルギーを消耗してしまう状態です。
3月は、
- 朝晩と昼で10℃前後差が出る
- 暖房をつける日と不要な日が混在する
- 天候の変化が大きい
といった特徴があり、自律神経が乱れやすくなります。
その結果、
- 寝つきが悪くなる
- 深い眠りに入りにくい
- 朝起きても疲れが残る
といった寒暖差疲労と睡眠の悩みにつながります。

春に眠りが浅くなるのは、自律神経の切り替えがうまくいかないため
眠るときは副交感神経が優位になり、体がリラックス状態に入ることで深い睡眠につながります。
しかし3月は、
- 新生活や年度末による生活リズムの変化
- 花粉や乾燥による不快感
- 気温差による体温調整負担
が重なり、自律神経の切り替えがスムーズにいかないことがあります。
これが、「春になると眠りが浅い」と感じる大きな理由のひとつです。

睡眠の質を左右する「寝床内温度」を整えることが大切
快適な睡眠には、布団の中の環境である寝床内温度を安定させることが重要です。
寝床内温度とは、掛け布団や毛布の内側、つまり眠っている間に体が直接感じている空間の温度と湿度のことを指します。
この環境が適切に保たれていると、体は余計な体温調整をせずに済み、深い眠りに入りやすくなります。
理想的な寝床内環境は、
- 温度:約33℃前後
- 湿度:約50%前後
とされており、このバランスが崩れると睡眠の質に影響しやすくなります。
たとえば温度が高すぎると、寝汗をかいたり暑さで寝返りが増えたりして、眠りが浅くなる原因になります。
反対に低すぎると、体が冷えを防ごうとして筋肉が緊張し、明け方に目が覚めやすくなることがあります。
特に3月は、寝るときは寒く感じても、夜中から明け方にかけて気温が変化しやすく、冬用寝具のままだと暑くなりすぎたり、逆に薄くしすぎると冷えたりしやすい時期です。
さらに、春先は日によって外気温の差が大きいため、「昨日ちょうどよかった寝具が今日は合わない」ということも珍しくありません。
そのため、この時期は一枚で温度を決めるのではなく、その日の気温や体感に合わせて寝具を調整できる状態にしておくことが大切です 🌿

3月は寝具を重ねて調整する「レイヤリング」がおすすめ
の時期におすすめなのが、寝具を1枚で決めず、気温に合わせて組み合わせを変えるレイヤリングです。
たとえば、
- 肌掛け布団
- 薄手の毛布
- 掛け布団
を、その日の体感に合わせて調整します。
体に近い側には吸湿性のある寝具、外側には保温性のある寝具を取り入れることで、寝床内温度を安定させやすくなります。
春先は、軽く調整しやすい肌掛けケットが1枚あると便利です。
厚手の冬布団から急に春用へ切り替えるのではなく、暖かい日は肌掛け中心に、冷える日は掛け布団を重ねるなど、その日の気温に合わせて増減できる寝具があると、夜中の暑さや明け方の冷えにも対応しやすくなります。
当店でも、春先から使いやすい綿素材の薄手ケットや軽量タイプの肌掛け布団は、季節の変わり目に取り入れやすい寝具として人気です 🌿

自律神経を整えやすいのは「体温調整しやすい素材」
春は素材選びも睡眠の質に大きく影響します。
寝ている間は気づかないうちに汗をかいたり、明け方に冷えを感じたりするため、湿気や熱をうまく逃がせる素材を選ぶことで寝床内環境を安定させやすくなります。
綿素材
綿 は吸湿性に優れ、寝汗をしっかり吸収しながら蒸れを防いでくれます。
気温差のある季節は、思っている以上に寝汗をかくことがあるため、肌に触れる部分に綿素材を取り入れると快適です。
特に、肌に直接触れるケットや敷きパッドは綿素材との相性が良く、春先の睡眠環境を整えやすくなります。
当店でも、綿素材を使用した敷きパッドやケットは、季節の変わり目に人気のアイテムです。
ウール素材
ウール は吸放湿性に優れ、冷える時間帯は保温し、暖かい時間帯は湿気を逃がしやすい特徴があります。
寒暖差がある時期に取り入れやすい天然素材で、寝床内の急な温度変化をやわらげやすい素材として知られています。
一方で、春先は寝汗や湿気の対策も大切なため、まずは肌に触れる部分に吸湿性の高い綿素材を取り入れるだけでも、快適さが大きく変わります。
敷きパッドやケットなど、毎日触れる寝具から季節に合った素材を選ぶのがおすすめです。

寝室環境もあわせて整えるとさらに睡眠改善につながります
寝具だけでなく、寝室全体の環境も睡眠の質に大きく関わります。
3月は日中暖かくても夜間から明け方にかけて冷え込みやすく、寝るときには快適でも朝方に寒さを感じやすい時期です。こうした室内の温度変化も、自律神経に負担をかける原因になります。
室温は16〜20℃を目安に
睡眠中は体温が少し下がることで自然な眠りに入りやすくなるため、室温が高すぎても低すぎても眠りが浅くなることがあります。
暖房を切ったあとに急激に冷えると、明け方に目が覚めやすくなるため、寝る前だけでなく朝方の冷え込みも意識しておくと安心です。
湿度40〜60%を保つ
湿度が低すぎると鼻や喉が乾燥しやすくなり、花粉の時期は特に不快感が増して眠りを妨げることがあります。
加湿しすぎも結露や寝具の湿気につながるため、適度な湿度を保つことが大切です。
明け方の冷え対策も意識する
3月は深夜から朝方に気温が下がりやすいため、足元だけ薄いケットを足すなど、小さな調整でも体への負担が変わります。
特に足先が冷えると眠りが浅くなりやすいため、部分的に温度を補う工夫もおすすめです。

春の睡眠改善は「調整しやすい寝具選び」がポイント
3月は、冬と春が混在する季節です。
だからこそ、
- 暑すぎない
- 寒すぎない
- その日に合わせて変えられる
寝具がとても重要になります。
「まだ冬布団では暑いけれど、春用だけでは不安」という時期には、1枚追加しやすい寝具があると安心です。
季節の変わり目に合わせて、寝具を少し見直してみるのもおすすめです 🌸